埼玉県上尾市上町の寺院、遍照院で12日、「上尾お寺マルシェ」が開催される。昨年10月に続き2回目。今回のテーマは「サステナブルをもっと身近に、もっと楽しく」。米粉パン、米粉の焼き菓子、無添加ジャム、酵素玄米おむすび、自然栽培野菜などこだわりの食べものや苔(こけ)テラリウム、布の草履など手作り品の販売、星読み心理カウンセリング、マッサージコーナーなど前回より8店舗多い26店舗が出店する。

 実行委員長の横山法子さん(38)は「いろいろなつながりで、多くの人に賛同してもらえた。前回お客さんとして来てくれた人が雰囲気が良かったと感じてくれて参加してくれてるのがうれしい」と話す。

 横山さんは福島県南相馬市の出身。東日本大震災の際に東京電力福島第1原発事故で自主避難を余儀なくされた経験からサステナブルの大切さを実感。「地球環境やエネルギーについて学びたい」と子育て世代の仲間など6人と実行委員会を結成しマルシェを企画。ボランティア数人も加わっている。

 今回の目玉はバイオエネルギーを使った実験でポップコーンを作るイベント。農家にバイオメタンガス発酵装置を設置するなど食とエネルギーの問題に取り組んでいる日本工業大の佐藤茂夫名誉教授を招き、親子で参加できるミニ講座を開催する。午前10時45分から30分おきの予定。

 米袋を使った手作りバッグのワークショップを行うほか、母の日クイズも実施。上位3組には癒やしのプレゼントが用意されている。

 時間は午前10時半から午後4時まで。入場無料。問い合わせは、上尾お寺マルシェ実行委員会(電話080・2238・8878)、またはメール(umitsuchihitohito@gmail.com)へ。