往年の名車や旧車を集めたイベント「ノスタルヂック温泉津2024」が6日、大田市温泉津町温泉津、温泉津総合運動場であった。中国地方や関東から旧型車約100台が集結。車好きや家族連れ約2千人が訪れ、大型連休最終日を楽しんだ。

 イベントは趣向性が高いものに焦点を当て、広い地域から人を呼び込もうと、住民グループ「ゆのつ組」が企画し、7回目。昭和40、50年代の車を中心に中国5県のほか東京、神奈川、大阪などの愛好家が自慢の愛車を持ち込んだ。

 旧車は最近の車にはない凝ったデザインや堅牢さ、レトロ感を味わえるのが魅力。会場には日産・スカイラインGTーRや「ハチロク」の愛称で親しまれるトヨタ・トレノといった時代を代表する車種が並んだ。来場者はさまざまな角度から鑑賞してカメラに収めたり、オーナーにエンジンルームを見せてもらったりして、楽しんだ。

 手作り雑貨や自動車中古部品のフリーマーケット、キッチンカーの出店もあり、にぎわった。40年以上前のルノー・シトロエンを出展した出雲市多伎町小田の会社役員、石飛昭文さん(53)は「同じ趣味の人たちと集まり、語り合えるのは面白い」と話した。