プロのスタントマンが自転車事故を再現する交通安全教室が7日、島根県川本町の川本中学校であった。生徒54人が事故の恐ろしさを目の当たりにし、交通ルールの順守と安全運転を誓った。

 映画やテレビのスタントシーンを演じる「シャドウ・スタントプロダクション」(東京都)の6人が、横断歩道での自転車と歩行者の衝突事故や、傘を差したりスマートフォンで話したりしながらの危険な運転などを再現した。無灯火自転車による夜間正面衝突事故では、自転車同士が勢いよくぶつかり、スタントマンが大きく飛ばされる様子に生徒は「うわ」と驚きの声を上げた。

 3年生(14)は「迫力ある演技で事故の怖さを知った。安全第一で自転車を運転したい」と話した。

 教室はJA共済連島根とJAしまね島根おおち地区本部、島根県警川本署が主催した。