厚生労働省の専門部会は24日、塩野義製薬が開発した新型コロナウイルスワクチンの製造販売の承認を了承した。厚労省は承認する方針で、承認されれば国内製薬企業が開発したワクチンとしては3例目となる。従来株対応で、実際の接種には使われない見込み。

塩野義のワクチンの名称は「コブゴーズ」で、ウイルスのタンパク質の一部を人工的に作った「組み換えタンパクワクチン」。

従来株対応で令和4年11月に承認申請したが、昨年7月の専門部会で継続審議となり、ベトナムでの臨床試験(治験)データの提供を求められていた。同社は承認を得た後、変異株に対応したワクチンでも追加申請する方針。