DeNAのドラフト5位・石田裕太郎投手(22)=中大=が、ヤクルト3連戦(横浜)の初戦となる2日に先発する。1日は神奈川・横須賀市の球団施設「DOCK」で調整。主砲の村上を警戒し「『打たれて当然』じゃ駄目だけど、それぐらいの気持ちで気負わず投げたい。どんどんストライクゾーンで勝負したい」と決意を込めた。

前回6月16日の西武戦では持ち前の制球力が光り無四球、9回95球で完封勝利。球団の新人で初となるデビューから2戦2勝を成し遂げた。初登板から3戦3勝を記録すれば、球団では2018年の京山将弥(プロ2年目)以来、6年ぶり2人目となる。

同25日の2軍戦を挟み、本拠地で初となるナイターの登板に臨む。横浜市出身でファンとしてベイスターズを追いかけてきた右腕。憧れの山崎らナインが照明を浴びて輝く姿をスタンドから目に焼き付けてきた。

「暗い球場の雰囲気がとても好き。みんなかっこよかった。ヒーローインタビューは鳥肌が立った。そうなれるように頑張りたい」。チームは首位の広島と3ゲーム差の2位。勢いに乗る新鋭が、堂々とヤクルト打線に挑む。(鈴木智紘)