世界ボクシング協会(WBA)フライ級チャンピオンのユーリ阿久井政悟選手(28)=玉野市在住、倉敷守安ジム=が12日、玉野署の一日署長を務め、特殊詐欺防止の啓発活動を行った。

 同市宇野の商業施設メルカで東賢治署長から委嘱状を受け取った阿久井選手は、一日署長のたすきをつけてステージ上へ。署員とともに、知らない電話番号やメールに応じないといった特殊詐欺対策を買い物客らに紹介した。

 5月に果たした初防衛にちなみ、阿久井選手が特殊詐欺からの“自己防衛”を訴えるオリジナルポスターなどの啓発グッズも配布。「ベルトを自分の力で守るのと同様に、一人一人が自己防衛の意識を持って大切な財産を守ってほしい。玉野をもっと安全な町にしていきましょう」と呼びかけた。