大規模地震が起きた想定で、静岡県は4月25日朝、職員を緊急に集める抜き打ち訓練を行いました。

<訓練アナウンス>
「訓練、訓練、地震が発生しました」

訓練は南海トラフ沿いで巨大地震が発生し、県内を震度7の揺れが襲った想定で実施されました。

7300人ほどのすべての職員にメールで情報が伝えられ、そのうち危機管理に関連する職員たちが次々に県庁に駆け付けました。

SBS

川勝知事も自転車で登庁しました。

県は初動体制を整えるのに261人の職員が必要だと見積もっていて、25日は訓練開始から30分で約85%にあたる人数が参集できたということです。

<静岡県 川勝平太知事>
「訓練というのは、今本当にこれが起こっているという、想像力を働かせてはじめて訓練力、防災対応力があがるものでございます。心して訓練に励んでくださるようお願い申し上げます」

この訓練は毎年、年度初めのタイミングで行われていて、2024年で29回目でした。