使われなくなった漁具倉庫を改装した焼津漁港のそばの複合施設に、新たにサウナが誕生しました。テレワークや打ち合わせなど、ビジネス客の利用を想定した施設に「観光拠点」としての役割が次々と加わっています。

使われなくなった漁具倉庫を改装した複合施設、「焼津PORTERS」内に5月にオープンした男性専用サウナ。

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漁具を吊るす器具や倉庫時代のコンクリート壁をあえて残した、味のある空間になっています。

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<静岡市からの客>
「秘密基地みたいな。秘密の倉庫でサウナを入るような、男心をくすぐるような施設でめちゃくちゃ好き」

<滝澤悠希アナウンサー>
「さらにこのサウナ、魚の仲卸業などを手掛ける会社が運営しているんです。食後の“サ飯”には、地元の海の幸を楽しむことができます」

運営するのは、焼津市の水産会社。

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焼津名物のマグロがのった海鮮丼をはじめ、魚屋ならではの“サウナ飯”が堪能できます。

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<スマル 鈴木恒孝社長>
「(漁具倉庫があった)この土地は焼津の発展の礎になった場所。水産に関わる人間としては、ここをもう一回盛り上げたいのでサウナを造った」

漁具倉庫を改装したこの複合施設は、元々、テレワークや打ち合わせなどビジネス客の利用を主な目的に2023年オープンしました。

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その後、地元の食材を楽しめるフードコートが開くとビジネス以外の利用が増え、「観光拠点」としての役割も大きくなりました。

<滝澤悠希アナウンサー>
「『焼津PORTERS』には、新たに宿泊施設もできるんです。その部屋の一つですが、なんと舟をイメージしたベッドがあるんです」

テーマは「舟と過ごす部屋」。

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静岡市の専門学校生などのアイデアを生かしたホテルで近くオープンします。

<焼津PORTERS 高谷正道艦長>
「(焼津は)魅力が多い街だと思うが、まだそれぞれが点在し、ここを拠点に周遊できるようなものをつくりたいと思っていて、焼津の活性化の一端を担えれば」

人気のサウナやホテルを加えることで施設の集客力をより高めるとともに焼津への人の流れも増やそうとしています。