静岡市の難波喬司市長は5月24日の定例会見で、スタートアップを対象にしたアイデアコンテストを実施すると発表しました。行政だけでは解決できない課題を、スタートアップが持つ知恵を活用し、一緒に取り組むことで、静岡市が抱える社会課題の解決を目指します。

コンテストの募集内容は、(1)静岡市の社会課題(20項目)を解決する社会システムの提案、(2)スタートアップが考える静岡市の課題について解決する社会システムの提案の2つです。

静岡市はこのコンテストで、最終的に合計15件の提案を採択予定で、採択された提案には賞金500万円が交付される予定です。

静岡市の難波市長は、「スタートアップは、自治体や子育てネットワークなどの地域社会とはつながりにくい。市は地域とのネットワーク持っているので、外の大きな『知』と地域社会をつなげていく。他には例を見ない取り組みである」と意気込みを見せました。

コンテストの募集は、6月14日から7月16日までの予定で、来年3月に成果発表会を実施する予定です。