<滝澤悠希アナウンサー>
「静岡県知事選挙の大きな争点リニア問題について県政キャップの坪内記者です」

<坪内明美記者>
県はリニアのトンネル工事で大井川の水への影響を懸念していますが、その大井川流域の市長は新知事となった鈴木康友さんの初当選をどう捉えているのか、聞きました」

SBS

<牧之原市 杉本基久雄市長>
「鈴木知事は(リニアの)経済効果の話もしています。そこもJR東海から直接導き出していただきたい。早く課題を解決して、経済効果についてしっかりとJR東海から担保を取る。当然、水・環境の問題についても担保を取ってもらいたい」

SBS

<坪内明美記者>
「また、島田市の染谷絹代市長は「鈴木さんとは旧知の仲。岐阜県の水枯れ問題を受け、JR東海に適切に指導し、流域の不安払しょくに努めていただきたい」とコメントしています。

藤枝市の北村正平市長は「鈴木さんとは大変親しい仲。水は大変重要であり、地元として譲れないので、建設的な議論をしていきたい」としています。

SBS

<坪内明美記者>
一方、JR東海は「県内では鉄道事業や駅商業施設などさまざまな事業を運営しているので密に意思疎通を図っていきたい。静岡工区の1日も早い着手に向け真摯に取り組んでいく」とコメントしています」

<滝澤悠希アナウンサー>
「リニア問題をめぐっては、大井川流域の市長が選挙前は大村さんの支援を表明している方もいたわけですけれども、選挙が終わってみると、鈴木さんとも仲はいいんだというところを強調していました。どう聞いていましたか」

<法政大学大学院教授 白鳥浩教授>
「はい。一つの問題はですね。知事と首長との間の関係の修復というのと、そして何よりも1日も早い住民の不安の払拭、そういったことが望まれるというふうに思います」

<滝澤悠希アナウンサー>
「鈴木さん『対話』というところを強調していましたが、住民、それから市長町長、そして市民・県民を巻き込んで対話をしていくことが大事になるなと感じます」