新たな知事が誕生した一方、静岡県は川勝前知事が好んで使っていた「ふじのくに」などのワードを基本的に使用しないとする対応方針の案をまとめたことが分かりました。

<川勝平太前知事>退任会見5月9日
「私は究極の美しい”ふじのくに”づくりを理念に掲げ、その実現のために現場主義を貫いてまいりました」

川勝前知事が最後の会見でも使った「ふじのくに」というワード。

関係者によりますと静岡県は5月下旬、川勝前知事の色が強い事業や「ふじのくに」など好んで使っていたワードについての対応方針の案をまとめたということです。

対応方針の案では、事業は基本的に執行を止めないが新知事の判断を仰ぐことや、「ふじのくに」「フジノミクス」などは基本的に使用せず、「ふじのくに」は「静岡県」などに言い換えるとしています。

また、「ふじのくに茶の都ミュージアム」など県民に浸透・定着している施設の名称などは新知事と協議した上で継続も含めて検討するということです。