4月に開催されるエイベックス所属の俳優陣で作り上げる舞台プロジェクト『ACTORS STAND(アクターズスタンド)』。その第一弾となる舞台『無垢ども』に出演する中山優貴、松村 優、砂川脩弥の3人の俳優に、舞台にかける思いからプライベートまでを語ってもらった。舞台の見どころも要チェック!!

エイベックス所属の俳優だけで作り上げる舞台プロジェクト「ACTORS STAND」始動!出演の中山優貴、松村 優、砂川脩弥インタビュー

左から松村 優、中山優貴、砂川脩弥

エイベックスは音楽だけじゃないところを見せたい

――エイベックス所属の俳優陣による「アクターズスタンド」の初となる舞台『無垢ども』に参加される3人はもともと交流はあるんですか?

中山優貴(以下、中山)「僕と砂川くんは、去年舞台で一緒になりました」

砂川脩弥(以下、砂川)「数カ月前ですね」

松村 優(以下、松村)「僕は事務所に入ったばかりの頃に、砂川くんと一度ご一緒したことがあるんですけど、がっつりと同じ作品でというのは初めてですね」

――アクターズスタンドという舞台プロジェクトが決まったときはどう思いましたか?

中山「事務所のタレントさんと、共演などがあったら交流できるのですが、なかなか一緒になる機会がないので、キャストがすべて同じ事務所というのが、みんなを知るいい機会なのかなと思います。あとは、同じ事務所同士で盛り上げていきたいという気持ちもあります。中には共演したことがある人もいるので、また同じ作品に参加できるのも楽しみです」

砂川「舞台を中心に活動されている方は、いつか何かの作品でご一緒できるんじゃないかと思っているんですけど、タレントの方とはなかなか交流がなくて。だからこういう機会があると、事務所としての絆も深まるし、普段役者じゃない方も今回は参加されるので、僕らも新しいものを吸収できるんじゃないかと思っています」

松村「事務所が一緒でも、みんなそれぞれ携わっている仕事が別なので、交流はないんですよね。こうやって事務所に所属している人同士で一緒の作品を作り上げていくことで、みんなで実力をつけて、エイベックスの役者ってすごいなって思われるようになれたらいいなと思います。今回は1回目だけど、続けていくことでどんどん箱(会場)も大きくしていけるようになったらいいなと思っているので、まずは最初の一歩である1回目を成功させるべく、しっかり気合を入れて頑張ろうと思っています」

――avexはA-nationなどの音楽フェスなども有名ですよね。

松村「そうなんです。なので、役者もそれに追いつけ追い越せじゃないけれど(笑)。音楽だけじゃないぞ、ってとこを見せていきたいですね」

――まだお稽古は始まっていないそうですが、台本はそれぞれ読んでいるとお伺いしています。弁論をテーマに言葉でぶつかり合う青春活劇とのことなのですが、あらすじを読むと主人公の女子学生が校舎裏のウサギ小屋でブロック肉をドライエイジングしていたところ、用務員さんが動物の死骸(しがい)が吊るされていると勘違いしてしまい通報してしまう……というところからストーリーが展開していくようなんですが……。

中山「なかなかのスタートですよね(笑)。僕も1ページ目を読んだときに『あれ、これはサスペンスなのかな?』って思ったんですけど」

エイベックス所属の俳優だけで作り上げる舞台プロジェクト「ACTORS STAND」始動!出演の中山優貴、松村 優、砂川脩弥インタビュー

「自分の軸がありつつも、心のなかに人にはあまり見せたくないものを抱えているという2面性を持っている生徒の役」を演じる中山優貴

砂川「そこからどう展開していくんだ、っていうね」

松村「でも、とっかかりとしてはいいですよね。なんか激しい感じで始まって。台本を読んで僕が思ったのは、今ってSNSでいろんなことが取り沙汰されている時代で、世の中的に、なんでも叩けばいいっていう風潮があると思うんです。そうではなく、ちゃんと面と向かってお互いの意見を聞きながら話し合ってわかり合うっていうことが大切なんじゃないか、っていう、今の世の中に対してのメッセージ性がある作品なんじゃないかなって思いましたね」

中山「言葉でぶつかり合うっていうシーンが多いので、役者の力も必要なのかなって思っています。あとは、みんなの個性がすごく豊かすぎるので、それをそれぞれがどう表現していくのかも楽しみですね。学校が舞台の中心になるのですが、その中でも個々の関係性があったり、討論でぶつかり合ったりというシーンが色々あるので、それぞれの個性を引き出し合いながら、みんなで輝けたらいいなと思っています」

砂川「俺が台本を見たとき、知らない言葉がすごく多かったんです(笑)。セリフの説得力を増すために今、その言葉を調べたりしているんですけど、調べるほうに夢中になってしまって、どんどん台本から離れていってしまったりしています(笑)」

松村「難しい言葉がたくさんあるよね。討論に必要な専門用語があって『ディベート』とかは有名だけど、普段使わないような言葉がいろいろ台本には盛り込まれているんです」

砂川「弁論する人たちはすごく大変だろうなと思います。俺の役は森にいるので、あまり弁論に参加はしないんですけど」

どこかで聞いた?“女性問題を経て山で自給自足の生活”という役柄

エイベックス所属の俳優だけで作り上げる舞台プロジェクト「ACTORS STAND」始動!出演の中山優貴、松村 優、砂川脩弥インタビュー

――それぞれの役柄を教えていただきたいです。

中山「僕は自分の信念があって、周りから何を言われても、自分の考えが正しいと思っている役です。自分の軸がありつつも、心のなかに人にはあまり見せたくないものを抱えているという2面性を持っている生徒の役です」

砂川「僕は、女性問題で干されて山で自給自足生活を送っているという男の役で。その設定だと、みんなも思い浮かぶ人がいると思うんですけどね(笑)。それをどう払拭して自分らしさを出すかっていうのが、僕の今回の課題かなと思っています。でも実際、普通に生きていて、僕自身も逃げ出したくなるときもあるんですよね。もう、思い切りアナログになってみんなが時給自足の生活をすればいいのにって思うこともある。さっき松村が言ったように、SNSで叩き合いをしているのを見ると、もう全部捨てて山にこもりたいって思っちゃう。そういう意味では、都会の喧騒の中で生きている人たちが何かを考えるきっかけになるような役なんじゃないかなと思っています」

松村「僕の役は、超イヤなヤツ。生徒のことはナメてるし、校長の言うことは絶対みたいなガチガチのルール人間の教師。すごくイヤなヤツだからこそ、憎めない愛されキャラに昇華していけたらいいなと思っています。ただイヤなヤツで終わるんじゃなくて、ちょっと茶目っ気があったり、この人はこの人なりの正義があるんだなという部分をしっかり伝えていけたらいいなと思っています。実は僕はこんなイヤな役を演じるのが初めてなんです。なので、自分としても新たな挑戦でもあるし、ただただイヤなヤツでは終わりたくないっていうのが僕の課題ですね」

――砂川さんは、学校とどのように関わってくるんですか?

砂川「主人公がジビエを始めお肉にハマっているんですけど、その熟成肉の作り方だったりを教えたりする関係性なので、あまり学校とは関係がないんです」

エイベックス所属の俳優だけで作り上げる舞台プロジェクト「ACTORS STAND」始動!出演の中山優貴、松村 優、砂川脩弥インタビュー

「女性問題で干されて山で自給自足生活を送っているという男の役」を演じる砂川脩弥

――今回の舞台は、『ヒットマン・ロイヤー』や『さよならエリュマントス』などの映画作品を手掛けた大野大輔氏によるオリジナル作品とのことなのですが、大野さんとはお会いになりましたか?

松村「はい。顔合わせ程度だったのですが、とても物静かな方という印象でした。ご一緒するのが初めてなので、どんな演出になるのか楽しみです」

中山「本当に物腰の柔らかい方だよね。少しだけお話させていただいた感じでは、役者の意見を割と反映してくれる方なのかなと感じました。僕も初めての方なので、実際やってみないとわからないですけどね」

砂川「台本も大野さんが書かれているのですが、すごくテンポがいいセリフが多くて。映画などを手掛けている方なので、すごく安心感がありますね」

松村「内容がスッと頭に入ってくるので、観やすい作品になるんじゃないかなって思います」

エイベックス所属の俳優だけで作り上げる舞台プロジェクト「ACTORS STAND」始動!出演の中山優貴、松村 優、砂川脩弥インタビュー

「生徒のことはナメてるし、校長の言うことは絶対みたいなガチガチのルール人間の教師」を演じる松村 優

――今回は、舞台経験者としてみなさんは、舞台が初めての方など若手の方々を引っ張っていく存在になるのではないかと思うのですが、若手の方とどんな風にコミュニケーションを取っていこうと思っていますか?

松村「いい作品にしたいので、みんなで意見を出し合えたら。といっても、初めての方も多いので、なにか聞かれたらすぐに答えられるような存在でいたいなと思っています。自分が今まで経験してきたことを織り交ぜながら話せたらいいなと思います。とはいえ、演技はみんなそれぞれなので、僕の経験が他の人にも同じように役立つとは限らないので、参考にしてもらいつつ、自分なりのやり方を見つけていってもらえればいいんじゃないかなと思っています。とはいえ、人見知りなので、自分からはいけないと思うから、相談しに来ていただければ何でも話すよ、って感じですかね」

中山「演技において正解ってたぶんなくて。僕がやったら成立しないけど、その人がやったら成立するってこともあるだろうし、その逆もしかりで。僕が舞台に出始めた頃は、色々失敗して学んだことも多かったんです。『これは違うんだ』っていうことさえわかったら、あとは、全部正解っていうことも多いから、あまり気にせずやりたいことをやっていったほうがいいんじゃないかなと思います。先輩だったり人に聞くことって簡単なんだけど、僕自身『本当にわからなかったら聞きに来て』って言われたことがあったんです。それって自分で考えずに正解の一つだけを教わってしまうと、その場面では成り立ちはするけれど、次の場面ではまたわからなくなってしまったりするんですよね。なので、一旦自分でいろいろやってみるっていうのが正解の近道なんじゃないかなと思います」

――『本当にわからなかったら〜』って言われたときは意地悪されているのでは、って思いますよね。

中山「(笑)。本当にわからないから聞いているんです……とは思いましたよね。最初の頃は、芝居についてもだけど、相手の顔ばかり見てセリフを言っていて、お客さんも全く意識できてないとか、そういう初歩的なことも、指導されたりするんです。なので、誰かに聞いて頭で覚えていくよりも、現場で演出の方に駄目出しされたり、アドバイスされたりしたことのほうが、体で覚えられるし次に繋がると思うので、今はその言葉を言ってくださった方に感謝しています」

――今回の出演者には演技が初めての方もいらっしゃるそうですが、初めての演技が舞台っていうのは、ハードルが高いことなんですか?

松村「ハードルが高いとかではないですけれど、声が(客席に)届かないとかはあるんじゃないですかね。客席の後ろまで声が届かないっていうのはあるかもしれないですね」

――今、舞台に向けて準備を始めていることはありますか?

松村「さっき砂川くんが言っていたように、難しい言葉を調べたりとか、セリフの意味は理解して稽古に入ろうと思っているくらいですかね」

砂川「脱ぐシーンもないので、そんなに体を作って現場に入るとかもないしね」

松村「セリフを読み込みながら、ここに何か面白い言葉を入れられそうだなとかは勝手に考えたりしています。コメディが好きなので、笑えるところを作りたいと思ってるんです。実際に稽古でなし、って言われたらすぐ却下しようとは思っているんですけど、とりあえず作っておこうかなって思っています」

砂川「セリフの掛け合いで、相手がこう来るかな、とかある程度考えて稽古に入るんですけど、でも実際に始まったら想定とぜんぜん違うってことが多々あるので、やっぱり考えすぎるのもよくなかったりします」

中山「台詞をちゃんと頭に入れて、考えなくても口が回るようにしておかないとなとは思っています。この舞台って会話劇というのもあって、おそらくテンポがすごく大切になってくるので舌が滑らかになっていないとまずいなと思っています。台本を読んでいると主演の遠山一華さんのセリフがすごくて」

松村「長台詞が大変そうだよね。頑張ってほしいです」

東京じゅうの二郎系ラーメンを制覇したいという野望も?

エイベックス所属の俳優だけで作り上げる舞台プロジェクト「ACTORS STAND」始動!出演の中山優貴、松村 優、砂川脩弥インタビュー

――今回の舞台で楽しみにしていることは?

松村「初対面の方が多いんですけど、同じ事務所同士なので仲良くなっていけたらいいかなと思っています」

砂川「作品のキャストが全員、同じ事務所の方っていうのもなかなかないことで、他の舞台とは違う色を出せるんじゃないかなと思います。現場の雰囲気も違うだろうし、そういう意味でも楽しみです」

中山「キャストがエイベックスということはスタッフさんもエイベックスの方が多いと思うんですよね。普段は挨拶程度でなかなか話す機会がない方もいっぱいいるので、そういう方とも色々交流ができたらいいなと思います。会社一丸となって、これからもっともっと盛り上げていける起爆剤になったらいいなと思いますね。あとは、同じ事務所だからこそわかりあえることもあると思うんですよね。同じ事務所だからこそ話せることもあると思うので、舞台以外の部分でもいろんな交流ができるのが楽しみです」

――smartはメンズファッション誌なのですが、この春のファッション計画を教えて下さい。

中山「僕は服がすごく好きなんですけど、特にパーカが楽しめる春や秋がめっちゃ好きなんです。パーカを中心にラフでカジュアルな服は買い足したいなっていうのと、普段はシンプルなモノトーンが多いので、水色っぽい色味だったりとかブルー系の服が欲しい。シンプルな着こなしの差し色として使いたいなと思っています」

砂川「僕はゆったりしたサイズ感の服が好きなので、ワイドパンツとか、オーバーサイズのスウェットとかが多いんです。よく考えたらタイトな服って一枚も持ってないかもしれない。なので、アウターがなくなるタイミングで、ちょっとタイトめなスタイリングにもチャレンジしてみようかなと思っています。僕ね、体が大きいんですよね」

松村「ジャケットとか似合いそうですけどね」

砂川「春ってライダース(ジャケット)、着たりする?」

中山「全然ありだと思うよ!」

砂川「僕ね、人生で一度もライダースを着たことがないんです。実は二着持っているんですけど、一回も着ていなくて」

松村「着ないんだったらください(笑)!」

砂川「いや、だから、この春こそは着たいなと。ワイドパンツで合わせるのとかもあり?」

中山「全然いいと思うよ」

砂川「スキニーなボトムにパーカを着てその上にライダースっていうイメージがあって、スキニーデニムは持ってないし……って思っていたんだけど、ちょっと挑戦してみようかなと」

松村「僕も着たい服はいっぱいあるんですけど、いつも選ぶのは同じような服ばかりになっちゃうんです。お洒落を決め込んで外出するのもなんか恥ずかしいっていう気持ちがあって。そんなに張り切ってお洒落して、誰に見せるんだよ、って思っちゃう。色々買うんですけど、合わせ方もわからないので、雑誌を読んでこういう組み合わせ方もあるんだって勉強して、奇抜な着こなしにもチャレンジできる春にしたい。いろいろ買い物もしたんです」

中山「何を買ったの?」

松村「春ニットとかスウェットとかを買いました。買うのは好きなんだけど、袖を通さないままの服が多いので、いろいろ毎日のコーディネイトに取り入れていきたいです」

――お稽古中は練習着のジャージではなく、お洒落にもこだわっていただきたいですね。

松村「できたら毎日違うコーディネイトで行きたいです」

――そして、現在ハマっていることやおうち時間に楽しんでいることを教えて下さい。

中山「僕はワンちゃんを飼っているので、ワンちゃんと散歩するのが毎日の楽しみ。散歩コースって同じになりがちなんですが、あえて気分を変えて通ったことのない道を選んだりしているんですけど、そうすると新しいお店やカフェに出会ったり、思わぬ抜け道を見つけたり。いろいろ新しい発見があるので、いろんなコースを開拓中です。あとは、お花が好きで、人に会えないコロナ禍のときから始めたのが、お花の定期便。定期的にお花屋さんが花束を送ってくれるサービスなんですけど、もう2年くらい続けています。花束が届くと自分で適当な長さに切って花瓶に挿すんですが、最近、お花を活けるのがちょっとうまくなってきた気がします(笑)」

砂川「僕は今年の11月で30歳になるんですけど、今まで一度も海外に行ったことがないんです。だから、30歳になるまでに海外旅行に行きたいなと思っていたのですが、スケジュールはすでに8月くらいまで埋まっていまして。ちょっと海外に行くっていう目標は果たせないかなと思っていて。それで最近ハマっているのが『クレイジージャーニー』というテレビ番組。お酒を飲みながら、海外の映像を見て行った気分になって楽しんでいます」

中山「どこに行きたいとかあるの?」

砂川「いっぱいあるんですけど……」

松村「ベトナムとか似合いそう」

砂川「それ、顔で言ってるよね(笑)?」

松村「いや、なじみそうだなって(笑)」

砂川「海外に一度も行ったことがないから、ちょっと怖いっていうのもあるので、まずは近場のアジア圏とかから始めようかなっていうのはあります」

松村「一人でですか?」

砂川「いや、誰かと一緒に。一人だと帰ってこられなくなっちゃいそう(笑)」

松村「僕は動画編集を勉強したいなと思っているんです。YouTubeを始めたいなと思ってはや2年が経過していまして(笑)。いつもギリギリのタイプなので、何かに迫られないと全然やらないタイプ。なので、今年こそは、動画編集ができるようになりたいなと思っています。あとは、ラーメンが好きで『ラーメン二郎』によく行くんですけど、東京じゅうの二郎系をすべて制覇したいなと思っています」

――味って違うんですか?

松村「全然違います。僕がよく行くのは目黒なんですけど、そこは非乳化で醤油の味が強いんです。それに対して、三田本店は乳化していて脂の甘味が感じられるんです。他にも甘かったり辛かったり、色々あって、二郎系、二郎インスパイヤー系もそれぞれ違うので、今年中に東京中の二郎系を全部回りたいなって思っています。なので、稽古中もニンニク臭いかもしれません(笑)。二郎系だけじゃなくてラーメン屋巡りが好きなので、アプリのラーメンマップとかを見て、評価の高いところに食べに行ったりもしているんです。なので今年はグルメな一年にしていきたいです。二郎行ったことあります?」

砂川「僕は行ったことないな」

中山「1回しかないかも」

松村「じゃあ、一緒に行ってみんなでニンニク臭くなりましょう(笑)」

(了)

Profile/中山優貴(なかやま・ゆうき)
1991年4月2日生まれ、千葉県出身。2009年『第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』でGREE賞を受賞。14年4月、SOLIDEMOのメンバーとしてメジャーデビュー。俳優として、ドラマ『母になる』や、ドラマ『下町ロケット』、舞台『おそ松さん on STAGE〜SIX MENS SHOW TIME〜』などに出演。

Profile/松村 優(まつむら・ゆう)
1996年1月6日生まれ、奈良県出身。2015年、『BoysAward Audition』を経て芸能界入り。主な出演舞台作品は、ミュージカル『テニスの王子様 3rdシーズン』、『BLACK BIRD』、タクフェス第7弾『流れ星』、『死の泉』、『Les Misérables 〜惨めなる人々〜』、『春風外伝 2021』、『滄海天記』シリーズ、『誰ガ為のアルケミスト』、『ホロー荘の殺人』、『漆黒ノ戦花』、ミステリ・ミュージカル『ルームメイトと謎解きを』など。

Profile/砂川脩弥(すなかわ・しゅうや)
1994年11月17日生まれ、沖縄県出身。2016 年にGirlsAward×avex『BoysAward Audition』でBoysAward賞を受賞。2019年、『仮面ライダーゼロワン』で滅/仮面ライダー滅役を演じ注目を浴びる。近年の主な出演作に、ドラマ『絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男』、舞台ではミュージカル『薄桜鬼』シリーズ、『GARNET OPERA』、本能バースト演劇『sweet pool』、『弱虫ペダル』シリーズ、『鬼神の影法師』など。

ACTORS STANDとは?

「エイベックスの俳優陣が集う場」として、若手俳優を中心に演技経験を積んでいくための機会を自社で創出し、俳優とクリエイター陣の橋渡しとなることを目的に創設。4月より行われる『ACTORS STAND vol.1』は、新進気鋭のクリエイター陣をマネジメントするAOI biotopeとタッグを組みコンテンツを開発。自身も俳優として活動しながら、様々な作品の脚本や監督を務め”鬼才”として名を馳せる大野大輔氏が演出と脚本を務めることが決定。

ACTORS STAND第一弾作品は『無垢ども』

エイベックス所属の俳優だけで作り上げる舞台プロジェクト「ACTORS STAND」始動!出演の中山優貴、松村 優、砂川脩弥インタビュー

大野大輔脚本&演出に夜完全オリジナル作品。俳優陣が弁論をテーマに言葉でぶつかり合うブラックでシニカル満載な青春活劇。

STORY

私立鳩矢谷高校の一年生・遠山一華は熟成肉に魅せられ、校舎裏にあるウサギ小屋でブロック肉をドライエイジングしていたところ、動物の死骸が吊るされていると勘違いした用務員に通報されてしまう。事態を重く見た主幹教諭は一華を校内のカウンセリングルームに通わせるが、そこに全学闘争委員会のリーダー・伊吹が現れる。やがて一華はジェンダーレス制服を巡る熾烈な学内闘争に 巻き込まれていくのだった……。

作品概要

  • 日程:2024年4月17日(水)〜21日(日)
  • 場所:赤坂RED/THEATER
  • 脚本・演出:大野大輔(AOI biotope)
  • 公式HP:https://actors-stand.com

出演

平美乃理、花音、福山絢水、中山優貴、松村優、桑畑亨成、佐藤颯人、高柳明音、砂川脩弥

撮影=大村聡志
インタビュー&文=佐藤玲美