国際サッカー連盟(FIFA)は4月2日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮代表対日本代表が没収試合になった問題を受け、北朝鮮側へ1万スイスフラン(約167万円)の罰金を科したと発表した。リリースで次のように伝えている。

「FIFA規律委員会委員長は、FIFAワールドカップ2026のアジア2次予選の枠内で、2024年3月26日に行なわれる予定であった北朝鮮代表対日本代表の未消化試合に関する決定を下した。

 適用される規定に照らして、様々な事実関係を分析した結果、この試合を北朝鮮代表チームの0−3の没収試合による負けとすることを決定した。さらに、北朝鮮のサッカー協会は1万スイスフランの罰金支払いを命じられた」

 森保ジャパンは3月21日に北中米W杯アジア2次予選の第3節で、北朝鮮と国立競技場で対戦し、1−0で勝利を収めた。当初はその5日後に、舞台を平壌に移して第4節を戦う予定だったが、相手側の意向で急遽同地での開催が中止。第3国開催などの可能性が浮上するも、結局26日の試合自体がなくなった。

 その後、30日に日本サッカー協会(JFA)から「FIFA規律委員会より、0−3で北朝鮮の敗戦として没収するとの決定が通知された」とアナウンスがなされた。
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 これにより、不戦勝の日本は4連勝となり、6月の2試合を残して今年9月から始める最終予選への出場が決定した。

 なお、平壌開催を巡っては、パリ五輪のアジア最終予選で北朝鮮と対戦した日本女子代表(なでしこジャパン)も被害に。直前で取りやめになり、3日前になってようやくサウジアラビアでの開催が正式に決まった経緯がある。

 男女で振り回されることとなり、JFAの宮本恒靖会長は「今回、色々と手続きないし、選手たちもかなり影響を受けて、チームも大変だった」「ちゃんと自分たちの立場を伝えたい」と語っていた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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