今夏のインテル入団が内定していると報じられるポルトのメフディ・タレミが、クラブでのプレー時間を大幅に減らしている。

 昨シーズンはポルトガルリーグで得点王を獲得し、今シーズンも12月末までは主力として公式戦14試合に出場していたイラン代表FWだが、24年に入ってからは2試合でわずか54分しか出場していない状況だ。

 イラン代表としてアジアカップに参加して離れた時期(1〜2月上旬)もあったが、クラブに合流した後も負傷による長期離脱でもないのに出場どころかベンチ外となる試合が続いている。
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 そんな中、4月3日に行なわれたポルトガルカップ準決勝(第1レグ)のヴィトーリア・ギマランイス戦に勝利した試合後のインタビューで、ポルトのセルジオ・コンセイソン監督は、タレミをメンバーから外している理由を問われ、「移籍するかどうかは関係ない」として以下のように答えた。

「タレミの出場時間が少ないのは、クオリティー不足と努力の問題だ。彼の体調、代表チームからクラブへの戻り方、そしてその後のトレーニングへの姿勢、私はすべてに注意を払っている」

「6月末まで契約があるので、それまでは期待している。これは私がポルトを指揮した6年半の間に去ったすべての選手と同じだ。議論の余地はない。私は彼がプレーすると信じている。なぜなら彼は、非常に能力のある選手で、我々を助けてくれるからだ」

 今夏の退団が差し迫っていることを認めながらも、今シーズン終了までタレミに頼り続けるとコメントしたS・コンセイソン監督。このままプレーできないまま、新天地へと向かうことになるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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