パリ五輪出場権をかけたU-23アジアカップに臨んでいるU-23日本代表のMF山本理仁が、元日本代表MF長谷部誠の現役引退に言及した。

 長谷部は2002年に浦和レッズでプロキャリアをスタート。その後はドイツのヴォルフスブルクやニュルンベルクを経て、2014年から所属するフランクフルトではキャプテンを務めるなど、主力として長きにわたってチームを支えた。

 日本代表としてもワールドカップに3度出場するなど、日本サッカー界を牽引してきたレジェンドの引退発表について話を訊くと、山本は接点こそないと明かすも、その存在の大きさを次のように語った。
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「僕らが小学生時代に見ていたヒーローであり、憧れの選手。そういう選手が引退するのは寂しい気持ちももちろんありますけど、そういう選手を自分や(ポジションが)真ん中の選手は超えていかなきゃいけないと思う。

 歴史を作れるのは自分たちしかいないんで、今まで日本サッカーを盛り上げてくれて、こういう高いレベルまで持ってきてくれたことに感謝しつつ、超えるということを自分らは目ざしていかなきゃいけないのかなと思っています」

 22歳の山本は続けて、「サッカー選手として長くやれることは幸せなこと。それこそ長谷部選手はヨーロッパでもすごく長くやられているんで、自分もそんなふうに選手生活を送れたらなと思います」とこれからのキャリアに向けて意気込んだ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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