カタールで開催されているU-23アジアカップで、現地4月18日にグループAの2節でインドネシアとオーストラリアが対戦。1−0で前者が勝利した。

 25分にPK献上のピンチを迎えたインドネシアだが、これをGKエルナンド・アリがファインセーブ。45分にはコマン・テグが至近距離のヘディングシュートを決め、これが決勝点に。

 初戦は開催国カタールに敗れたインドネシアが、待望の初白星を掴んだ。決勝トーナメント進出に望みをつないだ一戦を、シン・テヨン監督が振り返る。アジアサッカー連盟の公式サイトが伝えている。

「ハードな試合になると予想していたが、本当にそうなった」と語る韓国人指揮官は、「私は試合前、選手たちの自信を高めるために、決してあきらめないことを強調した」と明かし、選手たちの健闘ぶりを称える。

「強いメンタリティが必要だった。選手たちはよくやってくれたし、ものすごい努力をした。我々のチームは今、成長を続けており、それがオーストラリアに勝った理由かもしれない」
【動画】PKストップ&決勝ヘッド弾! インドネシア対豪州ハイライト
 一方、オーストラリアのアントニー・ヴィドマー監督は「あのPKを決めていれば、試合は間違いなくこちらに有利になった」と悔しがり、こう続ける。

「チャンスは作ったが、モノにできなかった。相手のゴールキーパーは信じられないようなプレーをしたし、守備でも身体を投げ出してきた。それが選手たちをイライラさせたが、私たちのプレーを責めることはできない」

 2節を終えたグループAでは、連勝のカタールが勝点6でGS突破が確定。インドネシアは勝点3で2位につけ、勝点1で並ぶヨルダンが総得点の差で3位、オーストラリアが4位だ。21日に行なわれる最終節で、インドネシアはヨルダンと、オーストラリアはカタールと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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