パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップで、大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、B組を2位で通過。準々決勝では、A組1位の開催国カタールに苦戦を強いられたものの、前半のうちに相手GKが危険な跳び蹴りで退場したのも優位に働き、延長戦の末に4−2で勝利を収めた。
【画像】細谷に跳び蹴りをするカタールGK
 一方、グループステージの最終節で日本を1−0で破って1位抜けした韓国は、ベスト8でA組2位のインドネシアにまさかの敗戦。後半から切り札として途中投入した得点源のイ・ヨンジュンが踏みつけ行為でレッドカードを受けたのも響き、2−2で突入したPK戦で敗れ、10大会連続出場を逃した。

 韓国メディア『dailian』は、こうした日韓の明暗に着目。「グループリーグで競争を繰り広げた韓国と日本の運命がベスト8で交錯した」「両チームの喜びと悲しみを分けたのは退場だった」と伝えた。
 
 同メディアは、韓国の敗戦について「何より66分に出たイ・ヨンジュンの取り返せない退場が悔やまれる。残りの時間の間、インドネシアの攻勢にずっと苦戦する試合をPK戦まで持ち込むことには成功したが、最後に敗れて頭を下げた」と主張。こう続けている。

「反面、ベスト8で開催国カタールを相手にした日本は、相手の退場による数的優位を持って勝利を収め、4強に上がり、パリオリンピック本選進出の可能性を高めた」

 記事は、グループステージの日韓戦で母国が勝利した事実に触れながら、こう嘆いている。

「これにより韓国は相対的に弱いインドネシアと、日本は開催国カタールと8強で激突することになった。当初、1位の韓国が日本よりも4強進出が容易になったように見えたが、予想外のレッドカード1枚ずつが両チームの運命を変えたのだ」

 宿命のライバルの明暗がベスト8でくっきりと分かれた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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