パリ五輪サッカー男子の最後の出場権を懸けた大陸間プレーオフが9日、フランスで行われ、アフリカ4位のギニアがアジア4位のインドネシアを1―0で下して最後の切符を手にした。

 立ち上がりから身体能力の高さやスピードなどで上回るギニアが主導権を握る展開。0―0の前半27分過ぎにはカウンターから一気にゴール前に迫ると、エリア内でギニアの選手が倒されてPKを獲得し、このPKをゴール正面に冷静に決めて前半29分に先制に成功。前半を1―0で折り返した。

 後半28分過ぎには再びギニアがPKを獲得したが、このプレーを巡ってインドネシアの申台龍監督が審判に抗議したため退席処分を下された。決めれば試合をさらに優位に進めらるギニアだったがポストにはじかれて追加点を奪えず。しかし、最後までリードは守り抜き、パリ五輪出場権を獲得した。

 日本が優勝したU23アジア杯兼パリ五輪アジア最終予選で韓国を破るなど旋風を巻き起こしたインドネシアは、あと一歩で夢の舞台にたどり着くことが出来なかった。

 パリ五輪のサッカー男子は7月24日に開幕する。

 以下がパリ五輪サッカー男子の組分け。

 【A組】

 フランス

 米国

 ギニア

 ニュージーランド

 【B組】

 アルゼンチン

 モロッコ

 イラク

 ウクライナ

 【C組】

 ウズベキスタン

 スペイン

 エジプト

 ドミニカ共和国

 【D組】

 日本

 パラグアイ

 マリ

 イスラエル