現地時間5月2日、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の3位決定戦で、準決勝で日本に敗れたイラクとインドネシアが対戦した。

 序盤から一進一退の攻防が続くなか、インドネシアは18分にロングスローのこぼれ球に反応したジョーアオンがボレーで狙うも、タシーンにヘッドでクリアされる。しかし、それで得たCKの流れから、こぼれ球を拾ったジェナーが地を這うようなミドルシュートを突き刺して先制点を奪う。

 一方のイラクも反撃に出る。21分、ボックス手前の左寄りからアリ・ジャシムがコントロールショットを放ったが、GKアリの好守に阻まれた。

 それでも27分、ゴール前の混戦から最後はタシーンが頭で押し込んで試合を振り出しに戻す。その後、両チームともにゴールは奪えず、このまま1−1で前半を終える。
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 後半に入り、押し込むインドネシアは54分、左サイドでボールを受けたフェルディナンが巧みな切り返しから、右足のシュートを放つも、枠の上に外れる。

 イラクは73分、カウンターで抜け出したモハンメドがGKアリを振り切り、左足で狙ったが、カバーに入ったジョーアオンにギリギリでクリアされた。

 さらに後半アディショナルタイムには、またしてもカウンターからフリーになったモハンメドが決定機を迎えたが、再びインドネシアの守護神に阻まれる。このまま90分が経過し、1−1のまま延長戦に突入する。

 96分、ついに勝ち越しゴールが生まれる。イラクはロングボールに抜け出したアリ・ジャシムが右足のボレーを叩き込んだ。

 試合はこのまま2−1で終了。今大会の上位3か国にパリ五輪の出場権が与えられていたなか、勝利したイラクが最後の1枠を掴み、2大会ぶりのオリンピック出場を決めた。

 一方、敗れたインドネシアは、アフリカ予選4位のギニアとの大陸間プレーオフに回り、本大会の出場を目ざす。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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