リバプールのレジェンドで、監督も務めたグレアム・スーネス氏が、渦中の絶対エース、モハメド・サラーを巡り、興味深い見解を示した。英紙『Daily Mail』が伝えている。

　リバプールは４月27日、プレミアリーグ第35節でウェストハムと敵地で対戦。手痛い２−２のドローに終わった。この一戦で先発を外れたサラーは、途中出場の準備をしている際に、ユルゲン・クロップ監督とまさかの口論を起こしたのだ。

　指揮官との関係悪化や今夏の退団など、様々な憶測が飛び交うなか、スーネス氏は「自分自身に対する評価が並外れて大きい」と主張。大胆にも「私はモハメド・サラーがリバプールを去ると信じている。リバプールにとって素晴らしい選手だが、もしサウジアラビアのプロリーグに移籍すれば、その地域で最大のスターになるだろう」と言い放った。
【動画】サラーとクロップの衝突の原因となったシーン
「彼は間違いなく自分を特別に評価している。ウェストハム戦で先発を外れ、腹を立てていたのだろう。ユルゲン・クロップとの一件は、残り10分での起用への反発だったと思う。あの対立はクロップがというより、サラーによるものだった。彼は今まで見てきたなかで最も利己的な選手だ」

　リバプールの次節は５月５日、本拠地アンフィールドでのトッテナム戦。サポータはエースがゴールを奪い、闘将と抱擁を交わすシーンを期待しているはずだが、“和解”は見られるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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