[J1第11節]横浜 1−1 磐田/5月3日/日産スタジアム

 ジュビロ磐田は5月3日、J1第11節で横浜F・マリノスと対戦し、1−1で引き分けた。

 磐田は、横浜に22本のシュートを許し、枠内シュートは5本。守備に回る時間も少なくなかった。守護神の川島永嗣は、この一戦を以下のように振り返った。 

「前半、押し込まれるシーンでも、自分たちがプレッシャーに行けている部分もあったし、押し込まれた時になかなかボールに行けないシーンもあった。後半はできるだけそういうなかでボールに行こうという話はしていました。

 基本的にあまり自分たちが下がりすぎないようにっていうのはありましたし、失点のシーンもそうですけど、やっぱり人に対してしっかり付けるのは意識してやってました。だけど実際、失点に繋がってしまっているので、そこは次に向けてまた修正したいと思います」

 後半の64分には、一度はシュートをストップしたものの、アンデルソン・ロペスにこぼれ球を押し込まれて先制を許した。しかし、古川陽介や西久保駿介、ブルーノ・ジョゼらが途中出場した磐田が反撃。84分にマテウス・ペイショットのヘディングシュートが決まり、同点に追いついた。
【動画】横浜戦の磐田ペイショットの同点弾
 オープンな展開となったアディショナルタイムに、相手のカウンターを受け、あわや失点というピンチもあった。水沼宏太のクロスから宮市亮に決定的なシュートを打たれるが、これは川島が身体を張って防いでみせた。

 宮市のシュート直後にフラッグが上がり、オフサイドの判定だったものの「なんとか。とりあえず止められて良かったです」と守護神も胸を撫でる。

 逆転はできなかったが、負けはしなかった。勝点1を持ち帰ることができた。

「やっぱり自分たちにとってはかなり大きい勝点だと思います。こういう厳しい戦いをものにできるかどうかっていうのは、今後の自分たちの戦い方にもやっぱり影響してきます。ただ、もっとよくできる部分もあると思うし、そこにこだわって、これからもやっていけたらいいかなと思います」

 先制されて、追いついたゲームは今季初。チームにとって大きな収穫となったようだ。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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