ドラマが起きたのは、「11分」と表示された後半アディショナルタイムだった。

 現地5月3日、カタールで開催されていたU-23アジアカップの決勝で、大岩剛監督が率いるU-23日本代表がウズベキスタンと対戦した。

 互いに譲らず、スコアレスで迎えた90+1分、山田楓喜が起死回生のミドルシュートを突き刺し、ついに均衡を破る。

 その後にハンドでPKを献上するも、90+8分にGKの小久保玲央ブライアンがこれをスーパーセーブ。結局、アディショナルタイムは17分まで追加されたものの、相手の反撃を抑えた日本が4大会ぶり2度目の優勝を果たした。
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 グループステージで対戦した中国のファンは、なかなか試合が終わらなくても冷静に対処した日本の選手たちに感銘を受けたようだ。速報を伝えた中国メディア『直播吧』のコメント欄には、次のような声が寄せられた。

「アディショナルタイムが長引いても、日本チームの雰囲気は信じられないほど安定していて、誰も文句を言う人はいなかった」
「正直に言って、アディショナルタイムは確かに少し長すぎた。問題は日本では誰も文句を言わなかったことだ。我が国の選手よりもはるかに優れている」
「日本には不平を言ったり、騙したりする選手がほとんどないようだ」

 プレーだけでなく、スポーツマンシップ精神にも賛辞が贈られた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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