ワトフォードは9日、元イングランド代表MFトム・クレヴァリー氏が暫定監督に就任したことを発表した。


 3シーズンぶりのプレミアリーグ復帰を目指しているワトフォードでは、2023年7月にヴァレリアン・イスマエル監督が就任したものの、今シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)第36節終了時点で11勝12分け13敗で13位に低迷している。


 そして、9日に行われたホームでのコヴェントリー・シティ戦に1−2で敗れたことを受け、ワトフォードは「ヴァレリアンとそのスタッフの献身と貢献には感謝しているが、クラブの取締役会は成績を向上させるために変化を起こすのに適切な時期であると考えた」という声明とともにイスマエル監督の契約を解除したことを発表。暫定監督としてクレヴァリー氏が就任したことも明らかにしている。


 現在34歳のクレヴァリー氏はマンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、トップチームでも通算79試合に出場。その後、エヴァートンやワトフォードなどでのプレーを経て、昨シーズン限りで現役を引退。昨夏からワトフォードのU−18でコーチを務め、指導者のキャリアを歩み始めたばかりだったが、早くもトップチームの指揮を執ることとなった。