マンチェスター・ユナイテッドがウルヴァーハンプトン(ウルブス)に所属するイングランド人DFマキシミリアン・キルマンの獲得を画策しているようだ。4日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が『THE TIMES』の記事を引用する形で伝えている。


 相次ぐ負傷者や選手の高齢化などDF陣に不安を抱えるマンチェスター・ユナイテッドは、来季こそ安定した戦いをするべく、ストライカー獲得に加えてセンターバックの補強を今夏の最優先事項に位置づけているようだ。報道によれば、ウルブスの主将で現在26歳のキルマンをリストアップし、すでにスタッフを何度も視察に向かわせているとのこと。


 フットサルイングランド代表経験もあるキルマンは、2018年に当時5部相当のチームからウルブスに移籍。当初は、U−23チームでのプレーが中心だったが、年々出場数を増やし昨年は公式戦41試合に出場した。今季もここまで36試合に出場し、2ゴールを記録している。


 キルマンに対しては、昨夏にナポリが強い関心を寄せていたものの、同選手は残留を決意。さらに、ウルブスとの契約を2028年6月まで延長したという。今回のマンチェスター・ユナイテッドからの接触に関しても、やや消極的な姿勢を見せているようだ。


 マンチェスター・ユナイテッドは2日、スウェーデン代表DFヴィクトル・リンデロフとアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスの負傷離脱を発表。DF陣が野戦病院と化している今季だが、来季こそ守備陣を安定させるべく、人員を揃えることができるのだろうか