ローマは18日、ダニエレ・デ・ロッシ監督の来季続投を発表した。


 ジョゼ・モウリーニョ監督のもと今シーズン開幕から戦ってきたローマだったが、リーグ戦20試合を終えて8勝5分け7敗で9位と調子を上げられず、1月にシーズン途中でモウリーニョ監督を解任。その後任として、クラブのレジェンドであるデ・ロッシが今シーズン終了までの契約期間で新監督に任命された。


 デ・ロッシ監督就任後のローマはセリエAで11試合を戦い、7試合無敗を含む8勝2分け1敗の勝ち点26を記録し、順位を9位から5位まで上昇。また、ヨーロッパリーグ(EL)では準々決勝に進み、11日に行われたファーストレグのミラン戦ではアウェイの地で1−0と勝利を収めた。

 

 ローマはクラブ公式サイトでフリードキンオーナーの言葉として「昨日の午後、ダニエレ・デ・ロッシと会談した後、彼が今季終了後の近い将来もローマの監督を続けると発表できることを嬉しく思います」と来季の続投を明言し、続けて「彼が監督として在任した短い期間で、彼のリーダーシップがクラブ全体にもたらしたポジティブな影響が全てを物語っています」とデ・ロッシ監督のリーダーシップを評価した。


 さらにローマは「ダニエレは敬意と勇気を持ってリーダーシップを発揮し、彼の強さとクラブに深く根付いた信念はローマの価値観、街、そして比類のないサポーターと完全に一致しています」とし、「ローマサポーターにふさわしい未来を届けるため、一緒にハードワークを続けます」とデ・ロッシ監督のもと高みを目指すべく歩みを続けると宣言した。


 なお、ローマは「更なる詳細は近日中に発表する」とし、デ・ロッシ監督との新たな契約期間などは後日発表されることとなった。