パリ・サンジェルマン(PSG)は2日、フランス代表DFリュカ・エルナンデスの負傷について発表した。


 L・エルナンデスは現地時間5月1日に行われたドルトムントとのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグ(0−1●)にセンターバック(CB)の一角として先発出場。しかし、前半途中にプレー続行不可能となり、42分にブラジル人DFルーカス・ベラウドとの交代でピッチを後に。試合後にルイス・エンリケ監督が「良いようには見えなかった」と重傷を示唆するなど、状態には注目が集まっていた。


 今回のクラブの発表によると、現地時間2日木曜日に行われたMRI検査の結果、L・エルナンデスは左ひざ前十字じん帯断裂と診断され、数日中に手術を受けることになったようだ。なお、現時点で全治期間は明らかになっていない。


 今夏にはフランス代表としての参戦が期待されるEURO2024が控えているが、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏はL・エルナンデスの離脱期間が約6カ月から7カ月程度になると指摘。フランス紙『レキップ』も「フランス代表としてEUROに出場することはできなくなった」と伝えている。


 現在28歳のL・エルナンデスはアトレティコ・マドリードとバイエルンを経て、昨年夏にPSGへ完全移籍加入。今シーズンはここまで公式戦41試合の出場で2ゴール2アシストをマークするなど、エンリケ監督の下で最終ラインの主軸として活躍していた。


 なお、同選手は一昨年末のFIFAワールドカップカタール2022期間中に右ひざ前十字じん帯を断裂し、その後7カ月ほど戦線離脱を余儀なくされた。