EURO2024・グループB第2節が現地時間19日に行われ、クロアチア代表はアルバニア代表と2−2の引き分けに終わった。


 スペイン代表との初戦を0−3で落とし、決勝トーナメント進出へ向けて何としても勝ち点「3」を掴みたいクロアチアは、11分にカジム・ラチのヘディングで先制し、74分にはアンドレイ・クラマリッチが貴重な追加点をマーク。しかし、わずか2分後にオウンゴールで1点を返されると、90+5分にはクラウス・ギャスラに同点ゴールを献上し、土壇場で勝利を逃した。この結果、2試合を終えて勝ち点「1」の獲得に留まっている。


 “死の組”とも形容されるグループBで最下位に沈み、3大会連続の決勝トーナメント進出へ暗雲が立ち込めているクロアチア。19日のスペイン紙『アス』は、MFルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)の試合後のコメントを掲載。主将を務める38歳は「前半が良くなかった。またしても試合への入り方が悪く、プレーするのが難しくなってしまった。後半は監督が変更を加えてくれたので、最後の5分、10分までは非常に良い状態だったと思う」と振り返りつつ、次戦に向けての意気込みを次のように示している。


「分析を行う必要があるし、そうすれば修正すべき点が分かるだろう。何かを変えなければならない。今日はマイナスの結果を克服できることを示したが、引き分けてしまったことは残念だ。しかし、僕たちは前向きだし、全ては自分たち次第だと思っているよ。イタリアに勝たなければならない。決勝トーナメントへ進出するためには勝ち点『3』が必要だ。今日の試合の後半と同じか、それ以上のプレーをすれば達成できるだろう」


 勝ち点「3」が求められる第3節の相手はイタリア。前回大会王者との対戦にモドリッチは「非常に難しい試合になるだろう。彼らには素晴らしいコーチがいて、非常によく組織されているチームだ」と警戒感を示す。果たして大逆転での決勝トーナメント進出は叶うのだろうか。注目の一戦は日本時間の25日に行われる。