実数発表後最多の10万5991人

オリックスは京セラドーム大阪で行われたソフトバンクとの開幕カード3連戦の合計入場者数が、実数発表となった2005年以降で最多を記録したと発表した。

内訳は3月29日が3万6197人、30日が3万6041人、31日が3万5922人で合計10万8160人。いわゆる「戻り開幕」を含めた本拠地開幕3連戦としては、2015年4月3〜5日の本拠地開幕3連戦(対日本ハム、京セラドーム大阪)の10万5991人を上回った。

今春キャンプでも2月11日に宮崎・清武総合運動公園に2015年の宮崎移転後最多、同日の12球団キャンプでも最多となる2万9196人が来場。2月29日の打ち上げまで1カ月間の合計でも過去最多の24万7196人が来場するなど、オリックスフィーバーが起きていた。

パ・リーグ3連覇と結果を出していることはもちろんだが、イケメン選手の売り出しや趣向を凝らしたグッズ制作など球団の地道な努力が結実。人気、実力ともにパ・リーグ王者に相応しい球団になったと言っても過言ではないだろう。

肝心の試合は1勝2敗…2日から敵地で6連戦

肝心の開幕3連戦は1勝2敗。昨年首位打者の頓宮裕真は8打数1安打、森友哉は9打数1安打、2021年本塁打王の杉本裕太郎は9打数2安打と主軸が当たっておらず、3試合合計で5点しか取れていない。絶対エース山本由伸と昨年11勝を挙げた山﨑福也が抜けたこともあり、打線の不振は気掛かりだ。

2日からは西武、ロッテと敵地で6連戦。昨季は開幕3カード終了時点で4勝5敗だったが、勢いをつけるためには勝ち越したい。

1990年から5連覇した西武以来となる4連覇を目指すシーズン。満員のファンを満足させる熱い戦いが期待される。

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