前回ロッテ戦でプロ初完封の北山亘基

日本ハム北山亘基とオリックス曽谷龍平のインフォグラフィック


前回、プロ初完封勝利を挙げた日本ハムの北山亘基が29日のオリックス戦(エスコンフィールド)に先発する。

京都産業大からドラフト8位で入団して1年目にいきなり開幕投手に抜擢されて話題になった右腕。プロ3年目の今季は安定感を増している。

4月3日の楽天戦に6.1回2安打1失点で初勝利を挙げると、11日のソフトバンク戦は5.2回3失点で勝ち負けはつかなったものの10奪三振。そして前回20日のロッテ戦は9回116球を投げて4安打完封だった。

ここまで2勝0敗、防御率1.71。平均148.0キロのストレートの伸びは抜群で、奪三振率11.57は規定投球回に達した投手の中でリーグトップだ。

オリックス戦は今季初登板だが、昨季は2戦2勝、防御率3.18と好相性。激しく2位を争う相手だけに、長いシーズンを考えても封じ込んでおきたい。

躍進する日本ハムの象徴の一人でもある北山。ゴールデンウィークにホームのファンの前で、前回に続く快投が期待される。

奪三振率12.38の曽谷龍平

一方、オリックスの先発は曽谷龍平。白鴎大からドラフト1位で入団して2年目の左腕だ。

前回18日の楽天戦で5回2安打無失点と好投し、プロ2勝目となる今季初勝利。翌日に抹消して中10日空けており、状態は万全だ。こちらもイニング数こそ少ないものの8回で11三振を奪っており、奪三振率は12.38と高い。

日本ハム戦は昨季1イニングのみの登板で、今季は初対戦。パンチ力のある万波中正、マルティネスらには細心の注意を払いたい。

スリークオーターから投げ込むストレートは平均148.2キロ。変化球はフォークとスライダーのみだが、キレのいいスライダーを低めにコントロールできれば簡単に連打はされないだろう。

リーグ4連覇のためには早めに貯金を増やしておきたいオリックス。ソフトバンクの独走を許さないためにも負けられない一戦だ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
巨人・F.グリフィンーヤクルト・M.ヤフーレ(東京ドーム)
中日・松葉貴大−DeNA・A.ジャクソン(バンテリンドーム)
広島・大瀬良大地−阪神・西勇輝(マツダスタジアム)

【パ・リーグ】
ロッテ・種市篤暉−楽天・荘司康誠(ZOZOマリン)
ソフトバンク・C.スチュワート・ジュニアー西武・髙橋光成(みずほPayPay)

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