川田将雅騎手は月間勝率28.9%

本格的に春のGⅠシーズンが始まった4月は合計8日間の開催が行われた。3月を終えた時点では2位につけていた川田将雅騎手が月間最多タイとなる13勝、年間では54勝まで勝利を積み重ねてトップに浮上した。最終日の28日は香港での騎乗となったこともあり、7日間で45鞍と騎乗数は少なかったが、月間の勝率は28.9%、複勝率は60.0%という成績を残している。

2024年4月終了時点での騎手リーディングとデータ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


2位は戸崎圭太騎手。0→3→2→1→1→3→1→2とコンスタントに勝ち星を重ねて月間最多タイの13勝をあげ、年間成績でも49勝まで伸ばした。皐月賞ではジャスティンミラノとのコンビで勝利、ユニコーンSで3着と重賞でも好成績を残し、年間の賞金は1,185,847,000円に。3月終了時には3位だった賞金ランキングは、この1ヶ月でトップに浮上した。

3月までリーディングトップをキープしていたC.ルメール騎手は、ドバイでの落馬があり4月の騎乗はなし。順調に回復し、今週末の5月5日に行われるNHKマイルCでは2歳女王アスコリピチェーノと再びコンビを組むことが発表されている。どのようなパフォーマンスを披露するのか注目だ。

4位は11勝を上積みし、42勝とした横山武史騎手。ニュージーランドTをエコロブルームとのコンビで、フローラSをアドマイヤベルとのコンビでそれぞれ制するなど重賞での活躍も目立つ1ヶ月だった。

5位は月間10勝、年間では41勝という成績の鮫島克駿騎手。10勝のうち9勝が阪神、東京と主場でのものだった点に価値があると言える。青葉賞ではショウナンラプンタとのコンビで7番人気2着と結果を残した。同馬を管理する高野友和厩舎と相性が良く、4月は【1-2-1-3】連対率42.9%と好成績だ。


重賞3連勝の活躍

リーディングトップ5以外の騎手で活躍が目立ったのは、短期免許で来日中のJ.モレイラ騎手。マスクトディーヴァに騎乗して阪神牝馬Sを、ステレンボッシュで桜花賞を、ディスペランツァとのコンビでアーリントンCを勝利し、中央重賞3連勝の活躍。月間12勝、勝率27.3%、連対率50.0%という成績を残している。

ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。

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