小津安二郎監督の無声映画を活弁するイベント『浪漫活弁シネマ 〜映画「青春の夢いまいづこ」篇〜』が、丸の内ピカデリー開業100周年企画として2024年7月13日(土)、14日(日)の2日間開催されることが発表された。

キャストは、7月13日(土)は声優の福山潤と遊佐浩二、7月14日(日)は声優の森久保祥太郎と吉野裕行が出演。アニメや吹き替え、朗読劇と多岐にわたる分野で活躍する実力派声優が2人1組で登壇し、無声映画の名作、小津安二郎監督の『青春の夢いまいづこ』の活弁に挑戦する。

明治後期、大正、昭和はじめの映画の草創期には、映画には音は無く「活動弁士(活弁)」と呼ばれる語り部がおり、スクリーンの横に立ち、生演奏と共に、巧みな話術でセリフやト書きを独自の台本に仕立て語っていた。テレビのない時代、それは最高の娯楽で活動弁士はスターだった。
そんな「活動弁士(活弁)」は、現在の映画のスタイル・トーキー映画が出現すると減少し、活躍している活動弁士は日本国内で10名ほどしかいないと言われている。

そこで、100年以上の映画製作興行の歴史を持つ松竹が、特別な映画体験イベントを開催する。チケットについては後日HP・SNSで発表するとのこと。実力派声優たちが繰り広げる『浪漫活弁シネマ 〜映画「青春の夢いまいづこ」篇〜』にぜひ足を運びたい。