漫画家・倉田真由美氏(52)が8日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。「ネットで調べた情報」についての投稿が賛否を呼んでいる。

 倉田氏は膵臓(すいぞう)がんのため2月16日に死去した、夫で映画プロデューサーの叶井俊太郎(かない・しゅんたろう)さんの病気が発覚した経緯を回想。「黄疸が出て膵臓がんが判明した夫だが、分かったのは3軒目。その時点で4cmを超える大きさ、細胞診のグレードは5段階で最悪しかし1軒目の病院では“胃炎”という誤診をされている。(2軒目は“うちでは分からない”と紹介状をもらった)」と振り返った。「1軒目だけを信じていたらずっと早く死んでいたかもしれない」としたうえで「1軒目の病院で誤診した医師は、自分が命に関わる誤診をしたことを知らないままだ」と憤り「素人がネットでちょっと調べたらわかる程度のことも、知らない医師がいる」と訴えた。

 この投稿にフォロワーからは賛否が噴出。「医者にかかるにも予備知識は必要」「自分の身は自分でしか守れない」「当事者の本気は専門家を超える場合がある」「だから病院は一か所にしない方がいい」などの賛同意見もあったが、「医者のせいにして何になる」「ちょっと調べた情報の保証はネットの誰がしてくれるんですか?」「素人のくせにえらそうに」「ネットをうのみにするのもどうかと思う」「素人がネットで調べた知識をひけらかすのが一番迷惑」などと否定的な意見が多かった。

 倉田氏はこれらの意見に「“ネットで調べた情報”をあざ笑う人が多いのに驚く。そういう人は知らないことを何で調べているのだろう。百科事典(紙の)?そして基本の知識はテレビ、新聞なのだろうか」と疑問を呈した。