コスプレイヤーAiRUさんが『名探偵コナン』シリーズ屈指の人気キャラクター、怪盗キッドのコスプレをSNSで公開した。

 上映中の劇場版最新作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』でキーパーソンとして登場する怪盗キッド。その白いマントが闇夜に舞う様子を見事に再現した作品には、SNSで「マントのひらみが天才的だ」「この写真を見られる同じ時代に生まれて良かった」と称賛する声が相次いでいる。

 どのようにしてこの芸術作品を作り上げたのか。AiRUさんはこだわりポイントを次のように明かした。

 「こちらの写真は2022年、名古屋のオアシス21で開催されたラブカルスピリットで撮影して頂いたお写真になります。

 私が名探偵コナンを好きになってから、初めて怪盗キッドのコスプレをした日でもありました。

 当時、劇場版ハロウィンの花嫁公開直後ということもあり、名探偵コナンのコスプレ意欲が特に高まっていた最中で、過去作の映画などを見ていた直後だったため、怪盗キッドをやるなら夜景やライトアップされている街中で撮影をしたいと意気込んで準備、そしてイベントへと臨みました。

 まず撮影していて感じたのは、怪盗キッドは作中でもトランプ銃や宝石、予告状など小道具を駆使して撮影出来るのが何よりも楽しく、大いに撮影の幅も広がるキャラだということ。夜の街明かりが灯る中で純白の衣装は特に浮き立って目立ち、写真映えもとても良かったです。

 シルクハット、マントは生地にもこだわって自作しました。特に作中でもマントを翻して躍動する怪盗キッドが何よりもカッコいいと感じていたため、写真のコントラストのお陰でシワ感がきれいにはっきりと出た部分もお気に入りのポイントです。

 このお写真ではひらみも自分で行いました。3.2.1のカウントで綺麗なマントの動きを出すのは大変でしたが、カメラマンさんにも何回もお付き合い頂き、満足のいく一枚を残す事が出来ました。

 背景に映る芸術文化センターの淡いオレンジの灯りもいい味を出していて、ロケーションとカメラマンの京さんのライティングやポージングのしっかりした指示、そしてカメラの技術あってのお気に入りの一枚を生み出す事が出来て素敵な思い出になったと感じています。

 今年の映画、100万ドルの五稜星を観てから更に解釈が深まったので、今まで以上にクオリティーを高めて大好きな怪盗キッドの色んな姿、色んな表情を表現出来るようにこれからも頑張りたいです」

 AiRUさんのコスプレは、細部への深いこだわり、それにカメラマンとの息の合った連携により生まれた。理想の「ひらみ」が映し出された写真は、観る者を虜(とりこ)にし、これからも多くのファンのハートを奪い続けていくだろう。