女優の上戸彩(38)が10日、2日に老衰のため94歳で死去した脚本家の小山内美江子(おさない・みえこ、本名・笹平美江子)さんを追悼した。

 小山内さんはTBS「3年B組金八先生」やNHK連続テレビ小説「マー姉ちゃん」、大河ドラマ「徳川家康」、「翔ぶが如く」などの名作ドラマの脚本で知られ、「金八先生」では「腐ったミカンの方程式」や「15歳の母」など現在も語り継がれるエピソードを生み出していった。

 上戸は01年10月〜02年3月に放送された「3年B組金八先生」第6シリーズで、当時、世間的な理解の低かった性同一性障害の生徒を演じて話題となった。

 ▽上戸のコメントは以下の通り

小山内先生、

ただただ悲しいです。

寂しいです。

会いたいです。

金八先生のオーディションで打ちのめされていた私に、”鶴本直”という役を与えてくださったのが小山内先生でした。

あのときに経験させていただいたすべての出来事が私の糧となり、それは今でも確かに私を支えてくれています。

先生とはずっと文通をさせていただいていましたね。

そのお手紙の一通一通が私には一生の宝物です。

金八先生の撮影時は叱られることがほとんどだった私ですが、

いつの日か先生に褒めていただけるようなお芝居ができるよう、

これからも芝居に真摯に向き合っていきたいと思います。

小山内先生

本当にありがとうございました。

そして、ゆっくり休んでください。

心よりお悔やみを申し上げます。