石川県など北陸3県で活動を展開するグループ「ほくりくアイドル部」から選抜されたユニット「かがやき from ほくりくアイドル部」が12日、東京・日比谷野外大音楽堂で開催された「ガラフェス2024」に登場した。

 同フェスは昨年12月に引き続き、2度目の開催で、今回は今年1月に発生した能登半島地震のチャリティイベントとして実施。ライブでは「アップアップガールズ(2)」など多くのアイドルが出演した。

 「能登半島地震復興特別企画」と題されたステージでは、岡本真夜の「TOMORROW」を熱唱。その熱いパフォーマンスに、同フェスのアンバサダーを務める元AKB48の市川美織(30)は涙を流した。

 石川県七尾市出身の土井颯愛(17)は「私のお家は無事だったんですけど、今も崩れたままの建物がある。この震災を忘れないでいてほしい。今当たり前だと思っている生活がありがたいことなんだと感じてほしいです」と思いを語った。

 キャプテンの松井祐香里(27)は「石川に残っているメンバーからも“明日頑張ってきてね”とエールをもらいました」と明かす。総勢23人で活動するほくりくアイドル部。この日は選抜された7人が舞台に上がったが「けんかもないし、みんなで輪になってお弁当食べたり、めっちゃ仲良いです」と絆をアピール。「それが北陸の人柄の良さを表していると思います」と胸を張った。

 選抜入りを逃したメンバーがいるとみんなで励ますと聞いた市川は「優しい〜。ピリピリしてたからなぁ」とAKB48在籍時の選抜総選挙前の雰囲気を回想し、ほくりくアイドル部メンバーの笑いを誘った。