歌舞伎俳優の中村鷹之資(25)が28日、自主公演「翔之會」(8月12日、国立能楽堂)の取材会を都内で開いた。

 9回目の開催で、狂言師で同い年の野村裕基(24)と舞踊「二人三番叟(ふたりさんばそう)」を披露し、琵琶奏者の長須与佳(45)による弾き語りなど古典芸能を融合させた内容。

 鷹之資は「貴重な機会なので、古典もきちっと勉強しつつ新しいことに挑戦して、若い人が伝統芸能を見るきっかけをつくりたい」と意欲。野村も、「能楽と歌舞伎、それぞれの時間を楽しんでいただけるのでは」と笑顔で話した。