香港チャンピオンズデー(28日、シャティン)出走予定馬が17日、国内最終追いを行った。栗東ではクイーンエリザベス2世C出走のプログノーシス(牡6=中内田)が坂路単走で余力十分に4F55秒5〜1F12秒9。稽古をつけた中内田師は「体はできているので微調整。金鯱賞を使って本当に良くなってきました。心身ともいい状態」と仕上がりに太鼓判を押した。

 中山記念7着をステップにチャンピオンズマイル出走のエルトンバローズ(牡4=杉山晴)は西村淳を背にCWコース6F84秒2〜1F11秒1。杉山晴師は「単走の分、折り合いがつき過ぎていたけど追ってからよく伸びていました」と納得の口ぶり。高松宮記念1着からチェアマンズスプリントプライズに参戦するマッドクール(牡5=池添)は坂井を背にCWコース6F84秒0〜1F10秒9。池添師は「間隔が詰まっているし、しまいの反応だけ確かめるように、という指示。動ける状態だと思います」とうなずいた。サンライズロナウド(牡5=安田)を合わせた関西馬4頭は19日午前1時35分に関西空港から出国する予定。

 《シャンパンカラー豪快な末脚披露、ノースブリッジゆったりと調整》美浦ではWコースで2頭が単走追い。チャンピオンズマイルのシャンパンカラー(牡4=田中剛)は5F64秒9〜1F11秒1で豪快に末脚を伸ばした。田中剛師は「息もできているし追い切った後なのにケロッとしている。順調です」と笑顔。

 クイーンエリザベス2世Cのノースブリッジ(牡6=奥村武)は岩田康を背にしまい重点で5F75秒6〜1F10秒8。奥村武師は「全体時計が遅いのは予定通り。しっかり成長している」と手応えを口にした。ヒシイグアス(牡8=堀)を含めた関東馬3頭は20日夜に成田空港から出国する。