◇第72回京都新聞杯(G2・4日・京都・芝2200メートル)

 東上最終便といわれる一戦で3戦2勝のアドマイヤテラが若葉S4着からの反撃に出る。長くいい脚を使えるのが最大の武器。強じんなスタミナを生かし2戦2勝の京都コースでダービー切符をつかみ取る

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 さらなる高みを目指すべくアドマイヤテラが、重賞初制覇へ突き進む。デビューからここまで3戦は1、1、4着。初戦は好位から外を差し切ると、2戦目は後方から早めに動いて押し切る全く違う競馬でデビュー2連勝を飾った。前走の若葉Sは4着に敗れたが、内有利の流れで大外枠。外を回らされ、いかにも展開不向きだった。友道師は「実戦に行って思っている以上に良かったです。それが調教でも動けるようになってきているので徐々に成長しているなと思います。前走後は放牧に出して、だいぶ良くなってきていますよ」と確かな手応えを感じている。

 25日の1週前追い切りでは栗東CWでヨーホーレイク(6歳オープン)と併せて7F98秒2―37秒8―11秒3をマーク。師は「しっかりしてきて動けるようになってきました。気性的にも前向きさが出てきて調教でも時計が出るようになってきています」と納得の表情を浮かべた。デビューから全て2000メートルを走ってきて今回は1F延長。指揮官は「距離はあってもいいと思います。長ければ長い方が」と不安はない。レースセンスがあり、長くいい脚を使えるだけに実績ある京都の中距離戦で重賞タイトルをつかみ取る。