◇セ・リーグ 阪神2−0巨人(2024年4月17日 甲子園)

 新「勝利の方程式」で零封に導いた。7回桐敷、8回岩崎、そして9回ゲラ。阪神は今季17試合目にして初となった必勝リレーで、巨人の反撃を許さなかった。

 2点リードで伊藤将をリリーフした桐敷は門脇に二塁打されて2死二塁も、続く岡本和に対して本領を発揮。カウント2―2から外角低めの149キロで見逃し三振に仕留め、ガッツポーズ。「厳しくいくというところで広く攻められた。岩崎さんとゲラにつなげるということを意識してやっている」とうなずいた。

 バトンを受けた岩崎も、オコエの内野安打1本で無失点。「バッターに集中でいきました。こういう試合を取っていけるよう続けていきたい」。開幕から9試合連続無失点を継続した。

 ゲラも盤石。最後はこの日最速となる157キロ直球で佐々木を遊ゴロに打ち取り、3セーブ目。「3人で終わらせるつもりでいった。みんなでしっかりつないでゼロを並べられたので、いい試合だった」と振り返った。終盤の力強さがチームを浮上させる。(杉原 瑠夏)