元エンゼルス監督で現役時代に捕手としてドジャースでプレーしたマイク・ソーシア氏(65)が17日(日本時間18日)、元球団職員の始球式で捕手役を務めた。

 大谷がポスティングシステムを利用して日本ハムからエンゼルスに移籍した18年にエンゼルスで指揮を執ったソーシア氏は「彼は素晴らしいアスリートで、メジャーリーグ史上最高のフランチャイズの一つ(ドジャース)でプレーする素晴らしい機会を得ており、素晴らしいキャリアを築くだろう。今も彼のプレー、成績を追っている。来年、彼が(投手として)投げるのが待ち切れないよ」と笑顔。

 大谷は18年に二刀流でメジャーデビューし新人王を獲得。当時は日本ハム流を踏襲して休養日を設けながらの二刀流起用で、21、23年のMVPなど、のちの“二刀流覚醒”の礎をつくった存在だ。

 ソーシア氏は大谷のドジャース移籍について触れ「彼はこのチームに多大な攻撃力をもたらす。打つだけでなく、走塁も素晴らしい。来年、投手復帰したら、昨年までのア・リーグのトップ投手を再び見ることができる」と大きな期待を寄せていた。

 また、銀行詐欺容疑で訴追された元通訳の水原一平容疑者について、同氏は「それについてはあまり知らない」と話し、大谷には「彼はまだ準備中だったので会えず、話す機会はなかった。彼は今季MVP級の成績を残すだろう。彼の日々の活躍を見ることになると思う」と改めて期待を込めた。