ソフトバンクの武田翔太投手(31)が18日、福岡県筑後市のファーム施設のリハビリ組に合流した。

 今月に右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)と鏡視下肘関節形成術を受けて競技復帰まで1年から1年半の見込みの右腕は「期間が長いので実感はないですけど、前向くしかない。やるべきことをしっかりやって。復帰のメドとか来年のどこかにはなるんですけど。(逆算する段階)ではないですね」と視線を上げた。術後から10日ほどで有酸素系のトレーニングで血の巡りをよくするべく奮闘中。「最低限のできることを」と語った。

 昨季は主に救援で29試合に登板し、1勝2敗、2ホールド、防御率3・91。今季は3月5日のヤクルトとのオープン戦登板を最後にリハビリ組へ移っていた。22年8月の日本ハム戦(札幌ドーム)で先発した際に右肘の張りで途中降板し、「右肘内側側副じん帯の炎症」と「浅指屈筋の軽度の肉離れ」と診断を受けて離脱した際と同じ痛みが続いていたという。「このままやっていても良くないのはあった。これから先のことも考えて、きっちり直した方が早い」と決断した理由を語った。

 チームメートでは和田毅投手(43)がオリオールズ時代の12年に同じ手術の経験がある。武田は「手術する前だったり、そのあとのトレーニングの仕方とかいろいろ聞きました」とアドバイスに感謝していた。