◇セ・リーグ 阪神2―1巨人(2024年4月18日 甲子園)

 阪神が劇的なサヨナラ勝ちで巨人を下し、借金を完済した。

 先発の西勇は2回に1点先制を許したものの、丁寧なピッチングで8回1失点と好投。打線は8回に1死一、二塁とすると森下の左前適時打で同点に追いついた。

 ヒーローになったのは佐藤輝だ。延長10回、先頭の中野が左前打で出塁。続く森下の中前打で無死一、三塁と絶好のチャンスをつかむと、大山は申告敬遠。無死満塁で佐藤輝が意地の一打を放ち、死闘に決着をつけた。

 佐藤輝は「最高です!回ってきたら絶対決めてやろうという気持ちで入りました」と胸を張った。

 球団ワーストタイとなる10試合連続2得点以下となったが、2―1で勝った14日の中日戦、2―0で制した前日(17日)に続き、引き分けを挟んでしぶとく3連勝とした。