パドレスに今季から加入した韓国人右腕、高祐錫(コ・ウソク)投手(25)について、母国メディアが19日までにメジャー昇格には「もう少し、証明する時間が必要」と報じた。

 コ・ウソクは韓国プロ野球で通算139セーブをマーク。今季からパ軍に加入したが、オープン戦で結果を残せず、ソウルで行われたドジャースとの開幕シリーズ(3月20、21日)はチームに同行もロースターから漏れ、母国でメジャーデビューはかなわなかった。現在は2Aで調整を続け、メジャー昇格を目指している。

 パドレスは前日17日(日本時間18日)に開幕投手を務めたダルビッシュが首の張りで15日間の負傷者リスト(IL)に入った。

 ただ、ダルビッシュに代わってメジャーに呼ばれたのは3Aの27歳右腕ローガン・ギラスピーだった。

 韓国メディア「OSEN」はコ・ウソクがメジャー昇格を「また逃した」と報道。パ軍が今季、すでに2人をメジャー昇格させているが、1人目は左腕のモレホンで3Aでも好投していたことから、うなずけるとしているが、ギラスピーについてはコ・ウソクと同じ救援右腕でマイナーでは5試合、計5イニングで7失点(自責5)、防御率9・00と投球内容が決して良いとは言えなかったことも紹介した。

 その上で、同じ救援右腕のコ・ウソクでなくギラスピーがメジャーに呼ばれたことで同メディアは「もう少し、証明する時間が必要」と記した。コ・ウソクの今季成績は2Aで4試合、計5イニングに登板し、4失点(自責3)で防御率5・40となっており、好投で結果を残さなければならないとしている。