ダルビッシュ登板試合のスコアボードに影響

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は4月30日(日本時間5月1日)、敵地ダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発。5打数1安打に終わり、チームは延長の末に3-4でサヨナラ負けした。試合前、蜂の大量発生で開始が約2時間遅れる珍事が発生。これが他球場の試合にも影響していた。スコアボード管理者が「28シーズン目でついにカスタムできた」と振り返っている。

 スコアボードに異例の文字列ができ上がった。ダイアモンドバックスの本拠地チェース・フィールドから約572キロ離れたパドレスの本拠地ペトコ・パーク。他球場の試合結果を映すビジョンでは、ドジャース戦の部分に「BEE DELAY」の文字がある。蜂による遅延を伝えていた。「ナック」「モンゴメリー」の両先発の名前もある。

 なかなか珍しい遅延理由。Xにビジョンの画像を公開したのは、パドレスのスコアボードディレクターを務めるジェフ・プロート氏だ。文面で「28シーズン目で、ついに他球団のスコア更新ボードをカスタムできた」と感慨を込めてつづっている。試合はパドレス先発のダルビッシュ有投手が5回3安打無失点で今季初勝利を挙げた。

 蜂は駆除業者が駆け付け、作業を完了。拍手喝采で「MVP」コールも沸き起こり、作業員が急遽始球式に登板するなどチェース・フィールドでは大盛り上がりを見せた。

(THE ANSWER編集部)