◇ウエスタンリーグ ソフトバンク―広島(2024年4月19日 タマスタ筑後)

 不運に見舞われた。ソフトバンクの和田毅投手(43)が19日、ウエスタンリーグの広島戦(タマスタ筑後)に先発。4回途中に左足親指裏のマメがめくれた影響で降板した。

 100球前後の予定だったが、3回2/3、5安打1失点で59球だった。松山秀明2軍監督(57)は「ただマメがめくれただけ。全然問題はないです」と軽傷を強調した。

 直球は最速143キロを記録するなどボールは力強かった。アクシデントは4回。2死一、三塁から仲田に中前適時打を浴びた直後にマウンドを降りた。打球が右足に当たったようにも見えたが、松山2軍監督は「全然当たっていない。ほんとマメだけ。指ではなく安心しました」と説明。左足親指裏にマメができたことに「それだけ強く(左足を)蹴れるようになってきた。蹴る強さが出てきたのでは」と語った。 

 和田は左手中指のマメの影響で4月2日の本拠地開幕戦を回避。10日の同リーグ・オリックス戦(タマスタ筑後)で実戦復帰し、6回4安打無失点と好投。この日は復帰2戦目だった。ペイペイドームで報道陣に対応した倉野投手コーチは「(マメがめくれることは)投手にはよくあること。珍しいことではない」と語り、次回登板は今後の状態を見て判断するとした。