◇ナ・リーグ カブス1―0メッツ(2024年5月1日 ニューヨーク)

 カブス・今永昇太投手(30)が1日(日本時間2日)、敵地でのメッツ戦に先発。メジャー初の中4日で自己最長となる7回3安打無失点、7奪三振と好投し、無傷の5勝目を挙げた。メジャーデビューから快投が続く左腕を韓国メディアも称賛した。

 韓国メディア「スポーツ朝鮮」は同日のメッツ戦で5勝目を挙げた今永について「本物のモンスター!新人王を予約した日本のエース」という見出しをつけて、活躍を報じた。

 同メディアは「韓国はイ・ジョンフ、日本は大谷翔平、山本由伸の契約に熱狂したが、本当の怪物は別にいた」と今永を絶賛。「シーズン当初は大谷の元通訳のギャンブルによる波紋や12年総額3億2500万ドルの山本に押されてなかなか注目されなかったが、今や日本のメジャーリーガーで断然、成功作と評価されている」と報じた。

 そして、今永の本当の武器として「直球の回転数」を指摘。昨春のWBCで平均2500回転を超えていたとし、全盛期のオ・スンファン同様に「球速に対する球威が圧倒的な投手」と紹介。この日のメッツ戦でも最高で2600回転を超えていたとし「メジャーリーグの打者たちのバットが空振りを連発する理由がある」と記した。

 そして「イ・ジョンフや山本に比べ、シーズン初めの新人王争いで確実に優位に立った」と賛辞を惜しまなかった。