◇第72回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会第2日 金蘭会高1―3トヨタ車体(2024年5月2日 Asueアリーナ大阪)

 金蘭会高は善戦及ばず予選グループ戦で連敗を喫した。第1セットこそ16―25と点差を開けられたが、第2セットは23―25。後がなくなった第3セットは大接戦のジュースの末に27―25で奪った。第4セットは先にセットポイントを取りながらも逆転され24―26で落としてしまった。

 池条義則監督は「きのう負けはしたけれど、いい試合ができた。できるだけたくさんセット数をこなしたかったから0―3で終わっては面白くないと思っていた」と、粘りを見せた選手たちを評価した。

 前日のデンソー戦はフルセットの末の惜敗。Vリーグ勢をあと一歩のところまで追い詰めたが、勝てなかった。

 西川凜主将は「きょうの1セット目は足が動いていなかった。ブロッカーとの連係がよくなった第3、4セットは巻き返せたのですが、連敗してしまいました」と、試合を振り返った。それでも、3日目の相手のPFUは昨年までの同じチームで戦った上村杏菜が加入しており、個人的に心待ちにしていた一戦。「めっちゃ楽しみなんです」と、最後まで全力でぶつかっていく。