◇フランス1部第32節 モナコ4―1クレルモン(2024年5月4日)

 モナコの日本代表MF南野拓実は、4日の本拠クレルモン戦に先発出場。前半16分に今季9点目となる先制ゴールを決めるなど1アシストを含め、全得点に絡む活躍で4―1の勝利に貢献した。

 南野は前半16分、敵陣ペナルティーエリア手前でこぼれ球を拾うと迷わず右足一閃。美しい弧を描いたコントロールショットがゴール右上隅に突き刺さり、今季9点目となる先制点を決めた。

 守備でも奮闘するなど躍動すると、同点に追いつかれた直後の同37分に追加点に絡む。左サイドからスルスルと中央へポジショニングすると、FWベン・イェデルの落としをダイレクトで返し、再びボール受けたFWベン・イェデルがFWエンボロの追加点をアシスト。チームは2―1と勝ち越した。

 勢いに乗る南野は後半12分、ペナルティーエリア左手前でボール受けるとすぐさまゴール前のFWベン・イェデルへパス。これは相手DFにカットされるも、こぼれ球をFWベン・イェデルが拾って押し込み3点目が生まれた。

 さらに後半42分にはダメ押し弾をアシスト。南野は味方のスルーパスから抜け出すと、ゴール前で右へ流し、FWベン・イェデルが冷静にゴールへと流し込み今季15点目を記録。南野は後半アディッショナルタイムに“お役御免”とばかりにベンチへ退き、チームは4―1と快勝。

 南野はFWベン・イェデルと息の合ったプレーを披露するなど、1得点1アシストと活躍。今季9得点6アシストと好調をアピールし、オーストリア1部ザルツブルク時代の16―17シーズン以来となる2桁得点に王手をかけた。