◇ラグビーリーグワン1部最終節 トヨタ45―18BR東京(2024年5月5日 東京・秩父宮ラグビー場)

 トヨタは入れ替え戦行きが決まっていたBR東京に45―18で勝ち、9勝7敗、総勝ち点43の7位でシーズン全日程を終えた。

 今季はニュージーランド代表のSOボーデン・バレット、SHアーロン・スミスの2大スターが新加入。戦力充実でプレーオフ進出の期待が高まったが、一昨季の5位、昨季の6位から順位を下げる結果となり、ベン・ヘリング・ヘッドコーチは「僅差の試合を落とした。ラストプレーで負けた試合もある。プレッシャーとの向き合い方が大きな課題」と総括した。

 後半18分以降の5連続トライで突き放したこの日も、ミスや不運な反則も重なり、一時は逆転を許すなど競られる時間帯が続いた。フランカー姫野和樹主将も「チームのビジョンや方向性は間違っていない。一貫性(のあるプレー)が大事になる」と課題を口にした。

 来季は前ニュージーランド代表ヘッドコーチのイアン・フォスター氏がスタッフとして入閣し、ヘッドコーチに就任する見通し。バレットは退団するものの、スミスや姫野、その他の多くの主力も残留するとみられる中、巨大戦力に見合った結果を残せるかに注目が集まる。