サッカーのイタリア・セリエAで去就が注目されるラツィオのMF鎌田大地(27)が、契約に関して第3の選択肢を検討していると複数の地元メディアが6日に報じた。

 従来の報道では1年契約の満了を控え、鎌田には契約を3年延長するオプション行使かフリーで他クラブに移籍する選択肢があると伝えられていたが、クラブ情報専門メディア「ラツィオニュース24」などはメッサジェーロ紙の報道を引用する形で、鎌田がクラブに契約の1年延長が可能か確認したと指摘した。

 今季加入した鎌田はサリ前監督の下では定位置を確保できなかったが、トゥドル監督の初陣となった3月30日のユベントス戦以降は公式戦8試合のうち7試合に出場して6試合に先発。攻守に存在感を示して地元メディアでも称賛を集め、名門ユベントスが獲得に乗り出す可能性やアイントラハト・フランクフルト(ドイツ)時代の恩師グラスナー監督が指揮を執るクリスタルパレス(イングランド)が移籍先の候補に挙げられるなど去就に注目が集まっている。

 また「トゥットメルカート・ウェブ」はオプション行使に関する判断の期限に関し、クラブ側が今月末から前倒しして15日までの回答を鎌田側に求めていると指摘。近く、事態が動く可能性もありそうだ。